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フィリピン版パチンコ
昨年末に業界ニュースでかなり取り上げられていたので覚えている方も多いとは思いますが、日本企業がフィリピンに進出する形でフィリピンにパチンコ店がオープンしました。
何となく知ってる、知らなかったと言う方が大多数だと思いますので今回はフィリピン版パチンコを掘り下げて分かりやすく紹介したいと思います。
進出国について

なぜフィリピンなのか?と感じた方も多いと思いますが、実はフィリピンには世界第4位の市場規模を持つカジノがあります。
しかも、カジノ利用金額の8割が国内消費で、街中にあるゲームセンターは人で溢れているそうです。
よってパチンコを展開する上での市場は十分に存在すると判断された為、フィリピンに進出する事になったようです。
店舗紹介

店名:SONAR AMUSEMENT
場所:フィリピンの首都・マニラから車で約2時間の距離に位置するタルラック州・タルラック市
営業時間:午後5時から午後9時までの4時間
設置台数:全142台
筐体と特徴

筐体は高さ180センチ位。
フィリピンパチンコ専用に日本のゲームクリエイター達が過去のパチンコ、パチスロ機を研究した上で開発したものです。
盤面は大型液晶で操作部分は電動ハンドル型の操作部の他、パチスロのレバー、3個の停止ボタン、ベットボタンなどを装備。
パチンコ、パチスロ、ビンゴのゲームが選べる仕様(つまり筐体は1つで液晶上で3つの中から好きなゲームを選択して遊技するという事です)
オール液晶なので釘はなく変わりに設定が存在します。
選べる3つのゲーム紹介
クックファイティング(パチンコ)

設定①96~97%(波普通)
設定②96~97%(波荒め)
設定③99%
設定④105%
当然オール液晶なので釘はありません。玉も液晶です。
イメージ的には携帯のパチンコゲームでしょうか。
玉の打ち出し位置に関しては筐体にある実際のハンドルで調整出来るようになっています。
大当りすると2000ポイント。さらにボーナスチャレンジとしてタマゴを割るゲームが始まり30秒以内に見事タマゴが割れると2000ポイント、
30秒を超えて割れた場合は1000ゲット出来ます。
なお一番の特徴はスタートチャッカーで、通常はヘソがスタートチャッカーですが赤丸の5箇所(画像の矢印で示された箇所)がスタートチャッカーになっています。
イーグルセブン(スロット)

設定①97%(波普通)
設定②97%(波荒め)
設定③99%
設定④105%
フルオートとセミオートとマニュアルという3つのモードが存在します。
フルオート:BET、レバーオン、ストップ全てをやってくれます。
セミオート:BET、レバーオンがオートでストップのみ自分で行います。
マニュアル:その名の通り全て自分で操作します。
ボーナス図柄が揃うと確変のような状態になり、画面上部にある払い出し表があり成立役に応じてポイントが加算されていくシステムのようです。
ビンゴドリーム(ビンゴゲーム)

設定①96~97%(波普通)
設定②96~97%(波荒め)
設定③99%
設定④105%
1ゲーム百発の玉を打ち終わってから1玉ずつ数字を表示していくんですが、みなさんが想像するビンゴとの違いは液晶上のビンゴカードが定期的に変更されてビンゴの為に揃えなければいけない数字が変化していってしまう点ではないでしょうか。
遊技料金
投資額ですが、フィリピンのパチンコは平均1時間で1000ペソ(日本円で約2800円)消費するようです。
日本のパチンコは1時間もあれば平気で2、3万円なくなるので、ゲームセンターのような遊び感覚が強いものかと思いがちですが、フィリピンは物価が日本の3分の1から4分の1程度といわれており、大卒の初任給は月2万円程度であることから射幸性は日本とあまり変わらないと思います。
遊技の流れ
遊技方法は、日本円で270~280円で500ポイントが内蔵されたICカードを購入し、遊技でポイントを貯めて遊技終了後にポイントの残高と獲得ポイントに応じて景品交換される仕組みです。
景品コーナーには日本の昔のパチンコ店のように食料品や日用雑貨など多くの景品が取り揃えられています。
日本のパチンコとの違い
オール液晶なので釘がなく設定が存在することは勿論ですが、一番の違いは換金システムでフィリピンのパチンコは遊技でポイントを貯めてもポイントの換金は出来ません。
フィリピンのパチンコ紹介動画
最後にフィリピンのパチンコを紹介している動画を紹介します。
AP総研の昨年末フィリピンにOPENしたパチンコ店の視察紀行です。
人気パチスロライターの山内奈緒さんをゲストに迎え、フィリピン版パチンコ店を徹底解説!
関連記事
フィリピンに続いてベトナムに進出した日本のパチンコの記事です。興味深い内容ですので是非ご覧下さい。
⇒【グランドオープン】ベトナムパチンコ店の詳細

管理人の一言
長々とフィリピン版パチンコを紹介してきましたが最後まで読んで頂きましてありがとうございました。
自分で言うのもなんですがここまで詳しくフィリピン版パチンコを紹介している所はないと思います。需要がないからかもしれませんが(笑
フィリピン版パチンコは日本のパチンコをイメージすると大分違ったものだと言う事はお分かりいただけたと思いますが、ゲームセンターの新しいゲーム機としてみると凄く良く出来たゲームだと思います。
今後ポイントが換金出来るようになる日は来るのでしょうか。
又、日本のパチンコに近い台が設置される日は来るのでしょうか。
まだまだスタートして間もくこれから色々と変化していくと思いますので、今後の動向を見守っていきたいと思います。
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